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作文『あきらめない気持ち』

今回ご紹介する作文は、
前沢教室少年部に通う(本)ゆうた君の読書感想文です。

この読書感想文は、
胆江(たんこう)地区読書感想文コンクールで優秀賞を取り、
岩手県の読書感想文コンクールでも佳作に入りました。

ゆうた君は、奥州市水沢区内の小学校に通う5年生。
盲目の天才ピアニスト辻井伸行さんの
自らのハンディキャップにも負けないで生きる姿を、
自分の合気道に対する気持ちに重ねあわせ、
どんなことがあってもけっしてあきらめず、
純粋な気持ちで楽しみながらチャレンジしていこうという気持ちを表しております。

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『あきらめない気持ち』


「生まれた時から光のない世界で生きるってどんなことだろう。」
 ぼくは、アイスマスクをかけてみた。真っ暗で不安で、いつも過ごしている家なのに二メートルも歩くことができず、アイスマスクをはずしてしまった。ぼくは、夜ねる時も小さい明かりをつけていないとこわくてねむれない。ぼくは、目を開ければ見えるけれど、あの真っ暗やみの中で一生暮らす人がいることを知った。ピアニストの辻井伸行さんだ。伸行さんは、目が見えないことをうらんだりしないでピアノという「友だちに」に出会って、ピアニストという夢を見つけた。伸行さんの耳の才能に気付いていたお母さんが、まだ一才半だった伸行さんにピアノのレッスンをさせたことがきっかけだ。

 ぼくは、一年生の頃から合気道を習っている。肺炎で何度も入院していた僕に心も体も強くなってほしいとお父さんとお母さんが道場に連れて行ってくれたのがきっかけだ。僕が通っている道場の目標は、

「いからずおそれず悲しまず
ねたまず人の悪口を言わず
正直、親切、ゆかいに
今日一日を過ごします。
けいこします。」

だ。合気道は、ピアノのようにコンクールで順位をつけたり、他のスポーツのように勝ち負けを競う競技ではない。でも、新しい技ができたり、しょう級しん査で級が上がったりした時には、「やったぁ。」という気持ちになる。そして、更に上の急を目指そうという気持ちにもなる。正直、暑い時や寒い冬に冷たい畳の上ではだしで稽古をするときは、「いやだな。」と思う。でも、この本を読んで伸行さんがピアノを頑張ったように、僕も合気道を続けて、心も体もきたえて黒帯を目指そうと思った。

 伸行さんは、世界で最もレベルの高いヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでゆう勝することができた。日本人で初めてのゆう勝だった。目が見えないというハンディキャップを乗り越えただけでなく、その演奏を聞いた人に感動を与えた。それは、伸行さんの演奏には「色の感覚にあふれ、とても美しく澄んだ音色で、ちょうしゅうと音楽でコミュニケートできる(心と心がつながる)力があり、人間としての可能性や希望を感じさせる」という特徴があるからだ。それは、伸行さんの努力、夢を達成しようとする純すいな心、それにどんなものにもひるまずにチャレンジする積極性があったからだと思う。ぼくも、「どうせ無理だから。」とはじめからあきらめないで、伸行さんのように純すいな気持ちで楽しみながらどんなことにもチャレンジしたいと思う。

 ぼくは、伸行さんの演奏をCDできいてみた。和音の響きが力強く、とても目が不自由な人がひいているとは思えなかった。いつか伸行さんのコンサートをききに行ってみたい。

こうりやま のりお 『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』講談社


【審査委員評】 アイスマスクを掛けて歩いてみたり、辻井さんのCDをきいたりして、実際に体験してみたことで、辻井さんの気持ちにより近づくことができていました。また、辻井さんの演奏を支えている努力を知り、自分がどう合気道に取り組んでいけばよいかなど、考えを深めていたところも良かったです。
 合気道とで合わせてくれたお父さん、お母さんへの感謝の気持を忘れず、これからも上級を目指してがんばってください。



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作文『合気道から学んだこと』


一関教室少年部に通う、ひろなり君の書いた作文が、
昨年、文集『いわいの子』に入賞いたしました。

ひろなり君は現在一関市内の小学校の4年生。
(この作文を書いた当時は小学校3年生でした)

ひろなり君のいつも元気に挨拶する姿と、
子供らしからぬ物腰(笑)
今時の子供には珍しい短髪・・・

彼を知る大人の間では彼は
「昭和の子」
で通ってます。(笑)

とても素直ないい子です。

作文には、
合気道を始めるきっかけと、
合気道と出会ってからの心と体が強く成長して行く様子が、
素直に表現されております。

ご本人とご両親の了解のもと、
ご紹介したいと思います。


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『合気道から学んだこと』

「いからずおそれず悲しまず
 ねたまず人の悪口を言わず
 正直親切ゆかいに
 今日一日を過ごします。
 けいこします。」

 これは、ぼくが通っている「多田じゅく奥州道場」の目ひょうです。ここで、ぼくは一年生から合気道を習っています。

 合気道を始めたきっかけは、父からすすめられたからです。父はぼくに、心も体も強い子供になってほしいとねがっていました。

 そこで、一年生の冬に母と道場へ見学に行きました。真けんに取り組むすがた、きびしく指導されている様子を見て、ぼくは、

「なんてかっこいいんだろう。」

と感動しました。けいこが終わると、見ているぼくもスカッとした気分になりました。そうして入門することにしました。

 始めたばかりのころ、ぼくは受け身がうまくできませんでした。受け身の時には、相手とリズムを取ることを学ぶために列になり、前の人に合わせて進んでいきます。その時、うまくできないぼくの所でいつも列が止まってしましました。できないくやしさで、けいこをやめたくなってしまったことがありました。

 でも、自分でやろうと決めたことをとちゅうでやめるのは、もっとくやしいと思いました。そこで、ふとんの上で何度も何度もあきらめずに練習をしました父や母が、

「弘忠(ひろなり)がんばれ!」

とはげましてくれたことも、大きなはげみになりました。その練習のおかげで、なんとかできるようになりました。

 今では、けいこが楽しいと感じられるようになりました。新しい技ができたときは、たっせい感が味わえます。「四方投げ」というむずかしいわざができた時は、なみだが出るほどうれしたったです。

 今年の七月には、東京の日本武道館で行われた、合気道の全国大会に、道場の仲間たちといっしょに出場することができました。あこがれの武道館でわざを発表できたことや、しはんのわざを見ることができたことは、ぼくにとって忘れられない思い出となりました。

 ぼくが合気道で学んだことは、何事も集中してわざをみがくこと、それを人のために役立てることだと思います。以前のぼくは、できないことがあるとすぐあきらめたり、投げ出したりする心の弱さがありましたが、合気道と出会ってから、できないことも練習してやりとおす力を持てるようになりました。

 ぼくのゆめは、道場の先生のように大らかで強い心がある人になることです。黒帯をめざして、これからもつづけていきたいです。
プロフィール

奥州道場WEB管理人

Author:奥州道場WEB管理人
合気道奥州道場は、代表菅原美喜子が平成17年より岩手県奥州市を中心に活動しております。

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